共生の家プロジェクト

共生の家プロジェクト

カンボジアでの活動

子どもたちが、健やかに穏やかに成長できるように

共生フォーラムでは、カンボジア政府協力のもと児童養護施設「共生の家」プロジェクトを進めています。 親の病気や事故、虐待や育児放棄、不適切な養育など
さまざまな事情で家庭による健康的な養育が難しい子どもたちが親から離れて暮らします。 子どもたちが健やかに穏やかに成長し、やがてひとり立ちできるよう
保護と教育の他、協調性や思いやりの心を育みたいと思っています。

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建物完成 (2019年6月)

2019年6月建物が完成しました。男女各10名ずつの児童が生活できる予定です。

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できる限り家庭に近い雰囲気で過ごせるように部屋割りにも配慮しています。炊事は厨房で職員が行いますが、児童が手伝うもできます。

「共生の家」プロジェクト概要

  • 敷地面積:2,653㎡(802.53坪)
  • 建物屋根かかり部:既存建物(木造平屋建)81㎡、新設建物 313.6㎡
  • 屋内設備:玄関、ホール、食堂、厨房、学習室、共同シャワールーム、共同トイレ、2人用寝室(10)、保健室、ゲストルーム(1)、管理人室
  • 屋外設備:男女別の洗濯物干し場、鶏小屋、駐車場

子ども達の入居開始

2019年12月〜2020年1月にかけて、最初の子ども達が入居しました。 小学六年生を筆頭に、一番下は幼稚園生の4名の子ども達。それぞれの入居理由は伏せますが、現在は当施設で明るく仲良く過ごしています。

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左から、キムレイン君、モンドルさん、キムティアン君、ソッヘインさんです。
幼稚園生のキムティアン君は、みんなのアイドルです。
この日はスタッフに町のスーパーマーケット「Asia Plaza」へ
遊びに連れてきてもらいました。

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モンドルさんとソッヘインさんが、お庭の花を摘んで、
お部屋を飾るためにフラワーアレンジメントに挑戦しています。
女の子たちはお花が大好きなんだそうです。

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学校の宿題をする、キムレイン君。
その横では、キムティアン君がお絵かきに夢中になっています。
兄弟のような、微笑ましい光景ですね。

◇子ども達から絵手紙のプレゼント◇

当施設設立にご寄付いただいた有志の皆様へ、感謝の気持ちを込めて子ども達が絵手紙を描きました。
随時、皆様のお手元にお送りいたしますので、楽しみにお待ちください。

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モンドルさんは、共生の家を描きました。色とりどりのお魚、
可愛いお花、よく実った畑、と彼女の周りは自然の美しさでいっぱいです。

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音楽が好きなキムレイン君は、楽器の絵を描いてくれました。
現地スタッフに教えてもらい、日本語にも挑戦してみました。

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ソッヘインさんは、共生の家から見える大好きな朝の風景を描いてくれました。

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絵手紙の裏面には、入居しているみんなの写真を入れています。
みんなで仲良く楽しく暮らしている雰囲気が伝わるでしょうか?
今後も、共生フォーラムではカンボジア政府および現地の専門家と連携体制をとりながら、
子ども達が、健やかに穏やかに成長できる施設を運営してまいります。
引き続きまして、皆様からの温かいご支援をお待ちしております。

2020.08.03
様々な事情で施設にやってきた子供たち、安心して健やかな生活をしています。これも温かく見守ってくださる皆様のおけがです。感謝!

2020.09.03
この度はカンボジア「共生の家」の子供たちへの衣類をご寄付いただき、誠にありがとうございます。 皆様より賜りました数多くの衣類を、昨日8月12日付で10箱分をカンボジアへ発送したことをご報告いたします。 今後とも、どうか末永いお力添えを頂きますよう宜しくお願い申し上げます。

350人にひとりが児童養護施設へ カンボジアの子どもの現状

ユニセフ・カンボジア事務所とカンボジア政府との2017年4月は、児童養護施設等※の子どもを養護する滞在型施設の調査報告書、及び、子どものケア向上のための行動計画に関する報告書を共同発表しました。

同発表によると、2015年時点で政府機関に登録されていた児童養護施設の数は254施設でしたが、実際に運営されている施設はもっと多く、406施設の児童養護施設が存在することが確認されました。これらの施設で暮らす子どもたちの数もまた同様に、これまで登録されていた1万1,171人に対し、実際には1万6,579人に上ることが明らかとなりました。2015年の人口統計に基づくと、カンボジアの子ども350人に1人が、児童養護施設で暮らしていることになります。

カンボジア政府の政策には、家庭あるいはコミュニティを基盤にしたケアが、子どもの代替的養護における最善策であること、施設養護は最終手段であるとともに一時的な保護対策であること、そして、子どもたちの保護とケアを主体的に担うのは家族であると明記されています。したがって、施設で暮らす子どもたちの数が急増していることは、政府の政策とは反しているのです。
また、何十年にもわたって世界的に行われてきた科学的な研究によれば、子どもたちが親元を離れて養護施設で暮らすことは、子どもたちの社会的、身体的、知的、情緒的発達を低下させ、成人後も長期的に影響を及ぼす可能性があるとされています。
上記の理由などから、長期的なケアと定義される6カ月を超えての児童養護施設の滞在は本来は避けたいところですが、子どもたちが児童養護施設に滞在する理由はさまざまです。親がいない孤児のほか、親の病気や事故などで十分な不要が難しかったり、虐待や育児放棄など不適切な養育から保護されるなど、さまざまな事情で家庭による健康的な養育が難しい子どもたちが親から離れて暮らします。
そのため、家庭や地域のコミュニティでのケア体制が不十分なままで「6ヶ月過ぎたから」と短絡的に子どもを家庭に戻すことは不適切ともいえます。
子どもたちが将来的には自立できるよう、現在を安心して健康的に過ごせるよう、慎重に判断し行動する責任があると言えます。

私たちNPO共生フォーラムの児童養護施設「共生の家」プロジェクトは、カンボジア政府協力のもとシェムリアップ市内の土地を無償で借り受けて進めています。今後も現地の専門家などの意見も伺いつつ、プロジェクトを実現していきたいと思います。

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※UNICEFの調査報告(英語)では「Residental Care Facilities」という名称が使われています。その定義は「子供たちにフルタイムベースの集団生活環境を与える施設」であり、「両親を亡くした孤児を預かる施設」ではないため、「孤児院」ではなく「児童養護施設」と翻訳しています。

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